三銃士(1993)

『三銃士』

アレクサンドル・デュマ著「三銃士」が原作で作られていて、1993年公開のこれは、その中の一部分、ダルタニアンがリシュリューと戦い三銃士の仲間になるまでを描いている。王妃の侍女・コンスタンスと恋に落ちる描写や、妖しい貴婦人・ミレディーも絡んでいて、スピード感があって、面白い。

ところはフランス王国、時はルイ13世の治世。ガスコーニュ出身の田舎貴族ダルタニャンは、銃士になることを夢見てパリに出てくる。ところがパリへの道中で謎の騎士に紹介状を盗まれてしまう。何とか近衛銃士隊長トレヴィルへの謁見を成功させたが、またも謎の騎士のせいでトレヴィルの好意を無下にしてしまった。挙句、成り行きで銃士隊でも三銃士として名を馳せるアトス・ポルトス・アラミスと決闘をする羽目になる。ダルタニャンは意を決して三銃士との決闘に赴いたが、アトスとの決闘を始めた途端に枢機卿リシュリューの護衛士が現れる。過去の因縁から決闘は中断となり、三銃士と護衛士の戦いとなる。ダルタニャンは三銃士の仲間として護衛士と戦う事を選び、枢機卿派きっての剣客ジュサックを下して三銃士側を勝利させる。この事件でダルタニャンは三銃士の仲間入りを果たした上に、トレヴィルや国王からも一目置かれる存在となる。ある日、ダルタニャンは家主ボナシューの依頼で彼の妻である王妃の下着係コンスタンスを探す事になる。ダルタニャンはコンスタンスに恋をし、そこから枢機卿リシュリューの陰謀に陥れられる寸前の王妃アンヌ・ドートリッシュの危機を知る。強引にコンスタンスの依頼を受けたダルタニャンはバッキンガム公爵からダイヤの飾り紐を返してもらうため、三銃士とともにイギリスを目指す。一方、イギリスでは謎の貴婦人ミレディーが暗躍していた。

情報源: 三銃士 – Wikipedia

色々なキャストで制作・公開された作品だけども、1993年公開のこれが一番なじみがあっていい。

アトスの髭具合と真面目なところ、ポルトスの陽気さ、アラミスの似非神父っぽさ。いずれも魅力的。王妃や侍女のドレスはとても優美だし、建物の様式も美しく自然も目にまぶしい。ミレディの妖艶さったらこの上なくて、あれでは皆メロメロになるだろうな(笑)。

そして三銃士の的・ロシュフォール!この方も妖しさ全開で、強そうなんだけどたいして凄みも無く、でも存在感はばっちりあった。枢機卿のリシュリューは悪役らしいお顔つきがとても良く似合っていた(笑)